Biscuiterie Trabajo トラバホの焼菓子屋

Avril2009 ガトー・ウィークエンド

ガトー・ド・ヴォワイヤージュ(旅行用のお菓子)のひとつで
週末に別荘や郊外に出かける時に持っていくお菓子。
レモン風味の生地にしゃりっとしたレモンの糖衣が
おいしいこのお菓子はフランス全土でみられます。
サワークリーム入りの生地はしっとりしていて
はぎれのよいおいしさです。
お好みでレモンの代わりに柚子やオレンジでも。

Avril2009 ガトー・ウィークエンド
レモンの小さな町、マントン

南フランス、コート・ダジュールにある小さな小さな町、マントンはレモンの町とも言われています。ガトー・ウィークエンドの発祥の地というわけではないのですが、レモンを見る度、思い出すこの町のお話をしたいと思います。イタリアの国境から電車で30分程のマントンの人々は、南フランスとイタリアの両方の陽気さ。レモンの町とよばれるだけあってレモン柄のクロスやお皿、もちろんお菓子もレモン一色。町はどことなくレモンの香りがしました。2月にはレモン祭りも行われているのです。私が訪れたのは5月。夏の熱さの中飲んだ氷を入れたロゼワインは格別でした。知り合いの厨房で計りがない中、カトル・カールを焼いたことも思い出です。コバルトブルーの海と草花の自然に囲まれたマントン、本当にすてきな町でした。ジャン・コクトーの小さな美術館も印象的でした。

材料
ウィークエンド生地
  グラス・ア・ロー
全卵
粉砂糖

サワークリーム
レモンの皮のすりおろし
バター
薄力粉
ベーキングパウダー

アプリコットジャム
2個
140g
2g
50g
1個分
50g
110g
2g
  粉砂糖
レモン汁

仕上げ

ピスタチオ
50g
10g
作り方

ウィークエンド生地を作る

01

型処理をする。やわらかくしたバターを刷毛で薄く型に塗り、冷蔵庫で冷やす。完全に冷え固まったら強力粉をつけ、余分な粉気をはらう。できたら冷蔵庫で冷やしておく。

02

お鍋にバターを入れ、火にかけて溶かす。全卵を溶きほぐし、粉砂糖を加えてもったりとするまで泡立てる。

03

サワークリームをヘラで柔らかくして、1の少量を加え滑らかになるまで混ぜる。1に戻し、レモンの皮のすりおろしを加えてよく混ぜる。

04

人肌にした溶かしバターを加えなじむまで混ぜる。

05

ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、
さっくりと混ぜる。

06

型に流し、生地をヘラで縁に沿わせる。
150℃で40〜45分焼く。

07

焼けたら反対に向けて網の上で冷ます。

グラス・ア・ローを作る

01

ふるった粉砂糖にレモン汁を加えてなめらかになるまで混ぜる。
使う直前に作る。

仕上げる

01

ウィークエンドの底になる面(焼く時に上だった面)を
ナイフで平らにスライスして座りをよくする。

02

アプリコットジャムを温めて、刷毛で薄く上面と側面に塗る。指でさわってつかなくなるくらいまでそのまま乾かす。

03

グラス・ア・ローを上面と側面に刷毛で塗ってピスタチオで飾る。日持ちは1間位。

完成!
Trabajo 高原由香
Trabajo 高原由香

セミ・オーダーメイドのパティスリー「Trabajo」のパティシエ兼代表。季節感を大切にし、素材を吟味した伝統焼き菓子にこだわり、毎月販売する季節のケーキが人気。フードコーディネーター・安藤美保、ジャムスタイリスト・徳好琴美とフードユニット「aina」を結成し、教室やフードイベント、ケータリングなど、さまざまな分野で活動中。ル・コルドン・ブルー菓子ディプロム取得。
ブログ『Trabajoのお菓子な生活』http://trabajo.exblog.jp/