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FMやテレビで活躍するシネマスタイリストのmicさんがオススメする現在公開中 or 公開予定の
映画をご紹介してます。気になった映画はチェックして、ぜひ見に行ってみてね☆
今月のおすすめは 『百万円と苦虫女』、『歩いても歩いても』、『赤い風船』です。

   
 
百万円と苦虫女 歩いても歩いても 赤い風船
 
いきなりですが、百万円貯まったらどうします?友人に聞くと「そのまま貯蓄か投資」「エステ」「マンション買う足しにする」って、みんなやたらリアル・・・。ヒロインの鈴子も“旅に出る”と聞くと夢がありそうだけど、結果、彼女が学んだのは“地に足をつけて生きること”。心を閉ざしていた彼女がラストに一歩踏み出せるようになる・・・そのプロセスは何ともほろ苦く、甘く切なく、そしてささやかな幸せの積み重ね。蒼井優さんはナチュラルなファッションがキュートで、森山未来さんとの相性も抜群。ラストに流れる原田郁子さん(クラムボン)のスイートな声が胸に沁みます。
監督:
出演:
タナダユキ
蒼井優、森山未來、ピエール瀧ほか

http://nigamushi.com/
7/19〜 シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、
京都シネマ、シネ・リーブル神戸他にてロードショー

これといって何の特技もない21歳の鈴子が、ある事件をキッカケに“百万円貯まれば見知らぬ土地へ旅に出る”ことに。そこで出会う様々な人々・出来事に巻き込まれながらも、成長していく彼女に待っていたのは、甘酸っぱい恋だった!?
監督は『さくらん』の脚本も手がけた女流監督タナダユキ、地味なヒロインを魅力いっぱいに演じたのは蒼井優(『フラガール』)。
トントントン→包丁で野菜を切る音、ジュ〜→・天ぷらをあげる音、シャクシャク・・・ん?うまく表現できないわ、スイカを食べる音(!?)。と、どこでもありそうな家庭の“音”が詰め込まれた本作は、まさに“家庭”が舞台そのもの。家庭って平凡なものかと思いきや、ところがどっこい、愛憎のブラックホールなのよね。そんな家族の愛しい部分と時には残酷な一面を優しく見つめた本作、micとしては、キャスティングのセンスに脱帽です。樹希希林&原田芳雄さんの夫婦に、YOU&阿部寛さんの姉弟よ。どんな会話が飛び交うのかは映画館でのお楽しみということで(笑)。
監督:
出演:
是枝裕和
阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、
樹木希林、原田芳雄

http://www.aruitemo.com/index.html
7/19〜 梅田ガーデンシネマ、シネカノン神戸

7/26〜 京都シネマにてロードショー

昔は開業医だった恭平と妻としこ夫婦の元へ、今年の夏も家族が集まってくる。長女(YOU)家族に次男(阿部寛)家族、皆で食卓を囲みながら交わされる会話や何でもないような出来事を通し、普遍的な家族のあり方を描いたヒューマンドラマ。食卓に並ぶ、とうもろこしの天ぷら、大根のきんぴら、豚の角煮など、監督こだわりの家庭料理にも注目。
本作は、micにとって『星の王子様』のように普遍的な名作として、心に残り続けている大切な作品。スクリーンで見られるなんて貴重です!『赤い風船』は、少年の後に風船がついてくるシンプルなストーリー、とはいえ、中盤に心が締め付けられラストには涙ぽろり。『白い馬』は、野生馬のリーダーである美しい白馬と漁師の少年との心の絆を描いた物語。こちらもラストは衝撃的で、馬同士が闘うシーンは息が止まりそう。どちらも40分足らずなのに心に残る感動は永遠です。本作に影響を受けて作られた『ホウ・シャオシェンのレッドバルーン』もぜひ!
監督:
出演:
アルベール・ラモリス
パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス、
ジョルジュ・セリエ

http://ballon.cinemacafe.net/
7月下旬 梅田ガーデンシネマ、
8月上旬シネカノン神戸、京都シネマにてロードショー

1956年度のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、不朽の名作。パスカル少年と不思議な赤い風船が織り成す、まるで抒情詩のような物語。世界中を感動の渦に巻き込んだ不朽の名作がこの度デジタルリマスターによって鮮やかに甦る。同監督、伝説の名画『白い馬』も同時上映。

 いよいよ本格的な夏がやってきましたね。皆さん、ご機嫌いかがですか?
日よけの為にも帽子が欠かせない毎日です。帽子好きの私にとって、帽子ファッションが似合う究極の場所といえば”高原”。高原の涼しい風に吹かれながら、ワンピースに麦わら帽・・・(うっとり)。これこそ私の超理想の姿。しかし軽井沢(高原といえば軽井沢)で夏のバカンスなんて、夢のまた夢。つばの大きな帽子にサングラス&マスクで、アスファルトの照り返しにも負けないわ!と街を歩く私、どう見ても怪しすぎです。

そんな時に出版社さんから頂いたのが、シャネルが嫉妬し、ピエール・カルダンやジヴァンシーを育てた“ファッション業界の女帝” “エルザ・スキャパレリ”の自伝『ショッキング・ピンクを生んだ女』。マスクを外し、がぜんオシャレ熱に気合いが入りました。

そうそう『百万円と苦虫女』の蒼井優さんのファッションもキュートでしたよ。『歩いても歩いても』は家族の夏の日を描いていたけれど、ご紹介できなかった『純喫茶磯辺』も不器用な人々のひと夏を描いた物語。なんでもないって素敵なことなのね〜としみじみ感じる良作です。

『赤い風船』は本当ににオススメ。この映像を50年代にどうやって撮ったのかしら?と不思議でたまりません。デジタルリマスターといえばコチラもチェックね。『チェブラーシカ』もデジタルリマスター版、全4話完全版として帰ってきます!映画館で和んでね。

と、今回も色々ご紹介しましたが、皆さんにとって素敵な出会いの多い夏になりますように。次回もお楽しみに!

 
ショッキング・ピンクを生んだ女

純喫茶磯辺

チェブラーシカ


04年より路地裏ブロードウェイ mic猫の一人芝居「ひとりカフェCats」を大阪・東京のカフェで上演。
“かつて猫だった人間”達のおかしな日常生活を、様々なキャラで演じ分け、 “一度観るとマタタビ(=病みつき)”と評判に。また、TV、ラジオ、雑誌にてオススメ映画を紹介、数々の映画イベントに出演などシネマスタイリストの顔も。
http://www.kazumic.com/cats