食べること、作ることが好きで、長い間レストランで働いていた池田あやこさん。そこで出合ったパン作りに夢中になり、その後週末だけ『たねbakery』としてパン屋さんを開いています。
彼女のパンはすべて自家培養の天然酵母を使って焼かれています。パン作りの楽しさに目覚めたきっかけもこの天然酵母だったのだとか。
「自分でレーズンから酵母を作っているんですが、酵母を育てるのも楽しいし、その出来によって変わってくる風味がぜんぜん違うのがおもしろくて。理想の味に近づけるために何度も試作を繰り返し、4年前に『たねbakery』として好きなカフェに週末だけ置かせてもらうようになりました」。
好きなカフェを選んだのは、自分と同年代の女の子たちに食べてもらいたいから。パンを作るときの充実した楽しい気持ちを、パンを通して少しでも多くの女の子たちに伝えたい、そして食べて元気になってもらいたいという強い思いがあるのだとか。だからパンに使われている素材も女の子好みしそうな、豆乳や、ドライフルーツ、ハーブなどを積極的に取り入れています。
中でも、ドライマンゴーとローズマリーのカンパーニュは、硬いイメージの天然酵母とは思えないふかふかの食感で、口の中に広がるローズマリーの後味が大人っぽい味わい。他にも、ラム酒に漬けたいちじくとくるみのしっとりとしたパンや、生クリームと牛乳がたっぷりと練りこまれたパンなど、どれも丁寧にいれたミルクティーやスープと共に食べたくなるシンプルな食事パンが中心。
「私のパンは朝が似合うと思います。お気に入りのドリンクと一緒に、今日も一日がんばろうと思えるようなパンが理想かな」。
使っている素材も、小麦粉は少し甘みのある岩手県産の南部粉、きび砂糖、国産の自然海塩、そして水は天橋立近くの天然の湧き水を使っています。この水を使うようになってからは酵母も元気に育つようになったんだとか。できるだけ、天然の素材を使い、安心できるパンを届けるのが基本。そのスタイルは始めたころから変わっていません。
金・土・日だけ、神戸・元町にある『モダナーク・ファームカフェ』と栄町にある『ベレ』にパンを並べている彼女。週末を楽しみにしている彼女のパンのファンもたくさんいて、取材の日もカフェのオープンと共にたくさんの人が訪れていました。
毎週違ったパンを10種類以上販売。これからの季節は、大きなリンゴやさつまいもがごろごろっと入っているパンを作る予定なんだとか。
11月24日には『ベレ』で、酵母のおこしかたやこね方、焼き方などをレクチャーするワークショップを開催予定。
飽きることがないという、彼女のパン作りの楽しさをぜひ体験してみて。
ベレ
BARET
兵庫県神戸市中央区栄町通3-1-18 ハーバービル2F
078-321-0569
http://www.beret-beret-beret.com/index.html
Modernark pharm cafe(モダナーク・ファームカフェ)
神戸市中央区北長狭通3-11-15
078-391-3060 |