『ハナコウエスト・カフェ』でもハンドメイド作家さんとして何度か紹介したことのある、松岡志真さん。そんな彼女が『杢キリン』というちょっと気になる名前のお店を始めたと聞いて、今回念願のお店訪問となりました。
大阪の郊外にあるここのお店は、実は元雀荘。そこをボーイフレンドと2人で設計から手作りしました。扉を開けると、まず目に入るのが、お店の真ん中を仕切るようにドーンと置かれている本棚。これは、両サイドから本が取れるという、2人が考えた自慢の本棚です。たしかにこのお店、1人で来ているお客さんがとっても多い。壁際に向かう席で、女の子が本を読んでいる姿がよく似合うんです。おじさんはソファで新聞を、近所のおばさんは、木のテーブルを囲うようにおしゃべり。みんなに愛されているお店なんだなって一瞬で感じました。
「壁際の席のイスは、雀荘で使われていたイスなんですよ。長時間座っていても疲れないように工夫されたイスは、この席にぴったりだなと思って」と彼女。流行と共に姿を変えていくカフェではなく、もっとこの町に、長く根付くような、場所を作りたかったという松岡さん。そんな思いはお店のいたるところから感じられます。
そして、特筆したいのがメニュー! こちらで出されるパンはすべてが手作り。パン好きな彼女が生み出した、パン屋さんも顔負けのおいしさと食感です。大好きなイングリッシュマフィンにぬる蜂蜜は松岡さんが大ファンという『milemile』のもの。天然酵母パンには豆乳や全粒粉が使われていて、優しい気遣いもうれしくなっちゃいます。そしてぜひ飲んで欲しいというコーヒーは、長野の『丸山珈琲』の豆を使った一杯立て。
オープンして一年、お気に入りの席といつものメニューを求めて、何度も何度も足を運んでくれる人が多くなったというこのお店。お気に入りの喫茶店がある人ならわかる、あの自分だけのとってもおきの時間が、ここでは見つかるはずです。
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杢キリン
大阪府守口市大日東町12-8 協和ビル1F
・06-6904-8098
営10:00〜19:30
日曜・第2,4木曜定休
駐車場あり
地下鉄谷町線大日駅下車、徒歩5分
http://www.h7.dion.ne.jp/~m-kirin/
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| 外観 |
| ハンドメイド作家として一緒に活動していた『クルール』の成瀬さんに絵を描いてもらった看板が目印。お店は、茶色とブルーを基調に、落ち着いた佇まい。『杢キリン』とはサボテンの名前から。木のようだけれど、実はサボテンという、その風貌に惹かれたのだとか。 |
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| 店内 |
| 古い学校のような雰囲気のテーブル席。しっくりと手に馴染む木の感触が気持ちのいいテーブルは、オリジナルで作ってもらったもの。 |
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壁際の席には、雀荘で使われていたイスがずらり。おしりをすっぽりと包み込んでくれるデザインで、座り心地の良さに驚きです。 |
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左上の窓にぶら下がっているのは、常連さんのためのコーヒーチケット。キッチンからは、お客さんが見渡せるように。ここから見る眺めも好きという。 |
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| メニュー |
| 左上のセットが、おすすめの杢パンセット¥800。お友達が作っているという『12』のイングリッシュマフィンと松岡さんが作る天然酵母のスコーンが主役のパンセット。パンにぬる蜂蜜はさくらんぼやりんごなど、5種類から選べます。この日はたんぽぽの蜂蜜をチョイス! 右上はほんのりお豆腐の味がするチーズケーキ。ポロポロと口の中でとろける食感が不思議。チーズケーキとソイミルクティのセット¥750 |
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| 食器 |
| ぽってりとしたデザインと手触りもいいデンマーク製のマグカップ。いろんな食器を試してみて、これが一番しっくりきたのだとか。ここにたっぷりのコーヒーや紅茶が注がれます。 |
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| 音楽 |
| ボーイフレンドの影響もあって、すごく音楽好きな松岡さん。お店で流すのは、誰もが聴きやすいシャンソンやジャズ。特に、ゲンズブールがお気に入りで、レジ横にも彼の写真が飾ってありました。ミッシェル・ルグランのサントラもよくかけるという。 |
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| 本棚 |
| 杢キリン文庫と書かれた本棚には、文学や映画、雑誌やお料理まで様々な本がずらり。特にうれしかったのが、映画のパンフレットだけがまとめられたファイル。本を読み込むのではなく、ただぼんやりと過ごしたいときに、眺めて楽しめるこのファイルはとってもうれしい。おもしろそうな映画はメモして帰って。 |
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