スタイルのあるママと一緒に育つベビー&こどもたち。毎日どんな生活をしているのでしょう?
ここでは、インテリアやコーディネート、お気に入りグッズもあわせて、素敵なママ&こどもたちをクローズアップします。

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デザイナーの大脇千加子さんが2005年に立ち上げたブランドKitica(キチカ)は、厳選された素材遣いや、職人仕事の美しさを感じる丁寧な仕立てが魅力。彼女の手から生まれる洋服たちは、商品というよりは、まるで身にまとうことのできる芸術作品、といった趣き。その一貫したものづくりに対する姿勢が話題を呼び、多くの女性に愛されています。
そんな大脇さんが、2007年春、ディレクターに杉本好音さんを迎え、子ども服ブランドcokitica(コキチカ)を発表。きっかけは、長男の陽向くんの誕生でした。「とても自然に、この子に着せる服を自分で作ってみたい、と思ったんです」という大脇さん。そんなとき、スタイリストとして活躍中の杉本さんも同じ気持ちであることを知り、しかも杉本さんのベビーと陽向くんが一年違いの同じ誕生日! という幸福な偶然も重なって、運命的なものに彩られながら、新ブランドがスタートしました。
「キチカにこどもの『コ』をつけて、『コキチカ』。単純な名前なんです」と笑う大脇さんから見せてもらったcokiticaのファーストコレクションは、びっくりするほどの愛らしさ! どこか懐かしくて温かな表情と、子どもの空想の世界がカタチになったような表情を併せもつラインナップは、Kiticaとはまた違った存在感を放ちながら並んでいます。
cokiticaのコンセプトは、「2人のちいさな男の子による冒険物語」。2人の繰り広げる冒険が毎回のシーズンテーマとなり、絵本の1ページのように物語が綴られていきます。洋服を作るときに余ったハギレから生まれる不思議な人形「コテキタイ」が毎シーズン登場する、というのもユニーク。肌にやさしくて丈夫な素材、男の子にも女の子にも似合うデザイン。Tシャツやロンパースは、糸からとことんこだわった、オリジナル生地で作られています。「Kiticaは実験的な部分も多いし、あえて温度を感じさせないように作っているところがあるんですが、cokiticaは別。愛する子どもに毎日着てほしいし、温度もこころもち高めな感じ。着脱しやすいか、チクチクしないか、ボタンを飲み込む危険はないかなど、注意するポイントはおとな服より断然多いけど、その反面、素直な気持ちでいいカタチ、いい素材、を追求できるのが楽しいです」。
子育てをしながら2つのブランドを併行して作り続ける大脇さん。その多忙さは、想像に難くありません。陽向くんは、現在1歳4ヶ月。平日は、朝の9時にパパが陽向くんを保育園に送っていき、夕方6時になると大脇さんがお迎えに行く生活です。「ひとりの時間は、ひたすら仕事に没頭。そのかわり、陽向が保育園から帰ってきたら、ほかのことは一切しない『陽向の時間』」。お互いに目を見ながらコミュニケーションをとりあう親子の時間を何よりも大切にしています。最近は、「とってー」や「いないないばあ」「バイバイ!」など、保育園に行き出してからぐんと増えたボキャブラリーに驚かされているとか。
「陽向は、寝るとき以外は私のアトリエで生活をしているから、テレビがあってソファがあって……という、いわゆるリビングスペースがないんですね。お食事のときも、横には発表前の新作が並んでいたりする(笑)。改めて考えると特殊な環境だなって思うけど、私は洋服を作ることが生活の一部じゃないと成り立たない暮らしをしているので、そこは仕方ないな、って腹をくくっています。世間からみたら、素材や道具など、危ないものがいっぱいなのかもしれないけれど、刃物は手の届くところに置かない、など基本的なところだけは気をつけて、あとはオッケーにしちゃってるんです(笑)」。そう話すママの横で、陽向くんは終始ごきげん。ママの世界感が凝縮された、世界にひとつの空間でのびのびと育っているようでした。きっと、五感の発達した、スペシャルな感性をもつ男の子に育つのだろうなと思うと、ちょっとうらやましいですね。
「出産を経験すると世界が変わるよ、なんていう話を聞くこともあるけれど、私の場合は全然そんなこともなく、ものづくりに対する姿勢も同じままでした。むしろ、陽向が私の人生に加わってくれたことが自分にとってあまりにも自然な出来事だったこと、それが嬉しかったです」とにこやかに話す大脇さん。子どもにも、ものづくりにも、とても誠実な態度で臨んでいる人、という印象を受けました。
cokitikaのこれからについて尋ねると、「まだ生まれたばかりのブランドなので、やりたいことはたくさん。おもちゃをつくるワークショップなど、親子で参加していただける企画もあたためています。あと、今は3歳以下のサイズ展開だけど、きっと陽向の成長にあわせて洋服のサイズも大きくなっていくだろうし(笑)……。いつか、一冊の絵本になるぐらい、たくさんの物語を紡いでいけたらしあわせですね」と、ゆっくり、丁寧に答えてくれました。
お問い合わせ TEL 03・5721・0253
※ cokitica主な取り扱いショップ
SHIPS 二子玉川店 TEL03・5716・6346
stompstamp(六本木) TEL03・5413・3060
HANANOKI(神戸) TEL078・331・8769
doudou jouons(名古屋) TEL052・775・7899
BUGS & GARDENER(中目黒) TEL03・5728・3039
CHIGO (広尾) TEL03・5793・5308
Trip-r(福岡) TEL092・713・8863
マドリガル(大阪) TEL06・4390・2301
naughty(恵比寿) TEL03・3793・5113
ADELAIDE(南青山) TEL03・5474・0157
HUMOR(ネットストア。2008年2月からほぼ全商品を展開予定)
![]() パパとママと、3人で
フランス生まれの靴型 |
![]() 大きな絵が気になるご様子 |
![]() 鉄製のアルファベット |
パパのデスクにおじゃま |
陽向くんのパパは、インテリアデザイナー。内装デザインなどを手がける会社「GRAMME(グラム)」の代表です。おうちから徒歩圏内なので、週に3〜4回はママと一緒にお弁当を届けに行くそう。お仕事中に陽向くんに会えて、パパもとてもうれしそうです。アトリエには、気になるものがたくさん!陽向くんも興味津々です。 |
シュライヒ社の動物で おままごと |
cokiticaのファースト コレクション |
Kiticaの2007年秋冬サンプル |
















